「博多 はつ花」

エボラ出血熱のワクチン臨床試験で「ほぼ１００％予防効果」という報告があった。

西アフリカのギニアで臨床試験を実施した開発中のエボラ出血熱ワクチンについて、１００％の予防効果を確認したと世界保健機関（WHO）などの研究チームが英医学誌「ランセット」で発表した。
　臨床試験が行われたワクチンはカナダ政府が開発した「VSV-EBOV」で、牛などの口内炎ウイルス（VSV)にエボラウイルスのタンパク質を組み込んで作製した。
　エボラ出血熱患者が身近に発生して感染の危険性が高い４１２３人にただちにワクチンを投与したところ、１人も感染しなかった。次に比較対象として、エボラウイルスと接触したとみられる日から３週間後にワクチンを投与したところ、うち１６人は投与前にすでに感染していたが、投与６日後には全員に予防効果がみられた。重大な副作用はないという。
　ただし、ワクチン効果の持続性についてはまだ不明であり、また妊婦や子どもは対象に含まれていないという

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