無線通信はLi-Fiへ

リリー

2023年07月19日 08:15

 光を利用した無線通信技術「LiFi」を開発するスコットランド企業pureLiFiおよびFraunhofer HHIは12日(現地時間)、IEEEアライアンスにおけるLiFiの標準規格「IEEE 802.11bb」が批准したと発表した。Wi-Fi標準規格「IEEE 802.11」に並ぶものとなる。


 LiFiは無線の周波数ではなく、通信に可視光と不可視光(赤外線)の両方を使用するのが特徴。無線のように物体を透過できないため、アクセスポイントとデバイス間がお互い直接見える必要があるが、逆にこれによって「デフォルトで軍用レベルのセキュアな通信」、「干渉/輻輳/マルチユーザーによる劣化がない通信」を実現できる。また、Wi-Fiの3分の1の遅延を実現する。

 しかし、デバイスをポケットに入れただけで通信できなくなってしまうため、Wi-Fiや5G通信の代替技術ではなく、相互補完技術としての運用を想定している。可視光の照度に関して、pureLiFiの「LiFi-XC」の場合、60ルクスの照度で通信できるという。

 pureLiFiは、IEEE 802.11bbに対応するデバイス側の製品として「Light Antenna ONE」を投入。幅約14.5mmで、スマートフォンへの組み込みを可能とし、量産準備もできているという。通信速度としては「ギガビット対応」という表現にとどまっている。これは最終的な速度はライトアンテナに依存するためとしている。

リリーコンシェルジュ株式会社のボランティア修理担当が社長のブログをお借りして、発言させていただきました。









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